ターメリック(秋ウコン) turmeric

フレッシュターメリック

 ターメリックはショウガ科の多年草で、インドや東南アジアなどで栽培されています。草丈は1メートルほどで、大きな楕円形の葉をつけますが、成熟すると地上部は枯れます。スパイスになるのは、地下にできる根茎で、茶色い外皮の内側は鮮やかなオレンジ色をしています。これを収穫して天日で10~15日間乾燥し、そのまま又はパウダーにして輸出します。

 ターメリックはサフランと並んで、黄色の色付けスパイスとして活躍します。カレーに入れる代表的なスパイスで、カレーの黄色もターメリックによるものです。辛さはなく、若干の甘い香りと特有の土臭さがあって、サフランのような芳香はありません。ジャガイモなどにからめてローストしたり、鶏肉、ショウガ、ニ ニクとあわせてヨーグルトに漬けこんでから焼いたりします。

 このスパイスは他のスパイス同士のバランスをとる役割もあり、インドのマサラやモロッコのラスエルハヌートなど、さまざまなスパイスミックスに含まれています。欧米ではチーズ、マーガリン、マスタードの色付けにも使われています。

 生産国ではフレッシュな状態でも売られています。スライスしてピクルスに加えたり、細かく刻んだりおろしたりして、麺料理、シチュー、野菜料理に使います。

 ターメリックは料理の他に、染料や薬として古代から重宝されてきました。インドでは化粧品として使ったり、ヒンドゥー教の儀式に用いたりしてきました。インドネシアでは結婚式で、牛の皮膚を染めたり、抽出液で米に色をつけたりします。タイやスリランカでは、僧侶の衣を染色するのに使います。

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